生徒諸君!青森の子ども

 【三本木農業高校】
 10月8日に小学生のための食と文化の体験教室と題して、三本木農業高等学校加工室で農業経済科の生徒らが「焼肉のタレづくり」を行った。参加した市内の5年生から6年生の子供たちはエプロンと長靴に着替え、一から作るタレ作りを体験した。慣れない包丁での切り方や、目に染みる玉ねぎに苦戦しながらも高校生の話しに耳を傾け一生懸命に作業した。器用に手際よく調理する高校生に見えたが、実は三農生徒らも教えるために練習していたと先生が教えてくれた。モノを覚えるには教えてもらうより、教える側になったほうが覚えるものなのかもしれないと感じた。
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 リンゴや玉ねぎ、人参やニンニク、生姜などを切ったり、摩り下ろしたりしながら調味料と合わせ、自家製のタレを完成させた。その後、バーベキューでお肉を焼き、自分たちで作ったタレをつけて美味しく食べた。

 【十和田西高校】
 10月15日は小学生のための奥入瀬渓流魅力発見と題し、十和田西高校観光科生徒のガイドによる「奥入瀬渓流探検」が開催された。バスで石ヶ戸まで移動し、そこから渓流沿いを歩きながら名所を観光する。その名前の由来から歴史を知りながら、自然の偉大さを身体で感じる。石ヶ戸から屏風岩、馬門岩を眺め、名のある渓流の特徴を観察する。昔、道路や橋がなかった時代では川を渡って進んだという。約1時間かけて目的地の「雲井の滝」に到着。高い断崖から段々に流れ下る滝の迫力に子供たちは魅入っていた。
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 これで第1回目の「とわだhigh schoolフェスティバル」は終了。十和田工業のものづくり、三本木高校の科学の不思議、三本木農業の食育、十和田西校の自然観光で体験し学んだ子供たちは近い将来、何を目指すのかの指針を決めるきっかけが見つかったのかもしれないと感じた。
 十和田市立三本木中学校駅伝が平成28年度第32回東北中学校男子駅伝競走大会青森県予選会で男子が優勝、女子が準優勝し、その快挙の報告と11月4日5日に開催される東北大会に出場する意気込みを伝えに小山田市長を表敬訪問した。
 市長は「男子は1位、三本木中の名前を高めた。他の部と両立している子も多いそうですが頑張ってください。自信を持ってペース配分を考え、先生の指導を聞いて夢を持って頑張って欲しい」と伝えた。選手のうち3年生2人はサッカー部とバスケ部、両立しながらも結果を残した。男子は12月17日18日に開催される全国大会出場も決まり、2つの出場権も得た。
 女子は去年も東北大会出場を決め、今年は3年生がいないながらも準優勝の成績を残し、2年連続の東北大会出場の快挙を成し遂げた。県民駅伝にも携わり、監督でもある栩内一将さんは「小中学生から育てていきたい。子どもの頑張りは十和田市を活気づける」と語った。また、女子は個人で石久保彩佳さん(2年)が10月28日から30日まで開催される第47回ジュニアオリンピック陸上競技大会1500mに出場する事が決定した。「今の自分の記録を超えられるように頑張りたいです」と伝えた。
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 9月24日に太素塚で太祖の森の開拓村と題し、寺子屋稲生塾が開講され34名の塾生が参加した。赤紫色の根で色をつける南部に伝わる伝統工芸、茜染めから体験、煮染めする時の独特の匂いも楽しみながら取り組んだ。その後にその歴史を知る民話かみしばいが語り部・戸館むつ子さんで語られ、「南部むらさきと三木茜のはなし」「稲生川ときつね」の昔話しから歴史を学んだ。
 後半は南部せんべい焼きやわたあめを自分で作り、ドングリや木の枝や実で作る木工体験を楽しんだ。
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 9月27日に駒っこ牧場に、ちとせ小学校5年生児童15名が牧場の仕事体験をした。これは宿泊学習の一環で各チームに分かれて様々な体験をする取り組みの1つ。始めは馬房の掃除。子どもたちは臭い臭いと言いながらも馬房の木屑を一生懸命荷車に集める。新しい木屑を敷いて馬のために馬房を掃除した。次に馬の毛の手入れ・ブラッシングを体験。自分の身体よりも大きな馬に力いっぱい優しくブラッシングをした。馬の部屋と身体を綺麗にしてからは乗馬体験。「ハミ」と「鞍」を装着するところから駒っこ牧場のスタッフと一緒に挑戦。気持ちの距離も縮まったのか乗馬はすんなりと成功していた。牧場の仕事を楽しんで体験し、昼食を食べてから駒っこランドを後にした。
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 十和田市教育委員会スポーツ・生涯学習課の主催で地域の高等学校の特色、専門性に触れながら将来の夢や希望の指針、きっかけづくりとなるようにと小学生を対象とした「とわだhigh schoolフェスティバル」が開催された。
 【十和田工業高等学校・制作】
 9月3日は十和田工業高校パソコン室に集まり、「レーザー彫刻による光るフォトパネル」の制作を行った。パソコンで絵柄や文字を決めてネームプレートやLED付きのフォトパネルを制作。高校生に話しを聞きながら子供たちは思い思いのパネルを作った。
 普段は教えられている側の生徒も小学生から見れば先生となり、言葉の選び方や教え方などを考えながら必死に伝えていた。他にもおもちゃのゴム鉄砲やロボット操作の遊びなどのスペースも作り、学校の魅力を子どもたちに体験させていた。完成したパネルは子供たちが嬉しそうに持って帰り、1校目のとわだhighschoolフェスティバルは終了した。
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 【三本木高等学校・科学】
 9月17日は三本木高等学校生物実験室で開催された。描いた模様が消えてしまう実験から始まり、科学の不思議を子どもたちに伝えた。実験室を移り、今度は「カチャカチャ発電」を実施。ビー玉を使ってLEDライトが光る科学工作に取り組んだ。三本木高校では、未来の科学者を育てるサイエンスコースがあり、高校生科学研究コンテストにも出場するという。他にも科学の不思議でどんな発電が出来るかを考えながら子供たちと話し合って科学の魅力を体験し、2校目のとわだhigh schoolフェスティバルは終了した。
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 9月1日に三本木農業高等学校が小山田市長を表敬訪問した。今回は1人ではなく、優秀な成績を収めた3年生の生徒らがまとめて報告する事となった。種目と生徒の成績は以下の通り。
 【相撲】平成28年度東北高等学校相撲選手権大会・団体優勝/第65回選抜高校相撲十和田大会・団体第3位
 安ケ平郷士くん、山市大悟くんは全国大会へ出場する。「自信を持って今までの練習を信じて結果につながった。国体と残り2つある全国大会で勝てるように頑張りたい」と語った。 【農業クラブ】第67回の本学校農業クラブ東北連盟大会クラブ活動紹介発表会・最優秀賞/平板測量競技会・優秀賞/農業情報処理競技会・優秀賞/家畜審査競技会 乳牛の部・優秀賞
 竹ヶ原美咲さんと太田真由さんが代表で挨拶。「今回が2連覇となったのは普段の学習活動の評価が高かったからだと思います」と笑顔で受賞の報告をした。
 【アーチェリー】平成28年度全国高等学校総合体育大会アーチェリー選手権大会・男子団体優勝/平成28年度東北高等学校アーチェリー選手権大会・男子団体優勝
 田沢青輝くん、吉田佑雅くん、天野慎太郎くん、松村昇吾くんが入賞。29年ぶり3度目の入賞だった。「試合は4対4の同点となり、最後の1本を射って優勝を決めました」と報告した。小山田市長は報告を聞き、生徒らを激励した。
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 9月25日に代表のYUKIEさんとゲスト藤井咲江さん、小さな森こども園が主催する「FootStep発表会」が十和田市民文化センターで開演された。今回は「大切な人はだれ?」とテーマに、とある家族のお母さんの初恋の思い出から音楽とダンスに合わせてストーリーが始まった。軽快な音楽に合わせて身振り手振りで笑顔で踊る小さい子から本格的なダンスで観客を魅了する出演者らで会場を盛り上げ、自分の周りにいた様々な人たちが大切な人だと気付かせる。
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 スペシャルゲストとして参加したのは手話ダンスを世界に広めたパフォーマー「HAND SIGN」会場を巻き込んで踊ったり、YUKIEさんとの特別コラボで手話ダンスの魅力を発信した。
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 9月6日に十和田市教育委員会指導課主催で十和田市内・近隣の中学2年生を対象に、文化やスポーツなどで夢を実現させてきた著名人に講演を依頼し、夢や希望をもって努力し続ければ叶うという意欲や態度を育てることを目的とした講演会が開催された。平成26年度はオリンピック選手、平成27年度は宇宙飛行士、そして平成28年度の講師を務めるのは八戸市立市民病院 副院長・救命救急センター所長の医師「今 明秀」さんだ。
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 始めに集まった中学生に問いかけた。明日、隣にいる人が亡くなると想像できますか?たぶん死から離れている生活をしているので想像は出来ないと思います。と言って過去にAEDがあったら助かったであろう17歳で亡くなった女の子の実話を語った。スライドショーに映し出された笑顔の女の子。突然倒れ、原因もわからぬまま放置され病院までの往復にも時間がかかり...結果は悲しいものとなった。あの時AEDや心臓マッサージの知識があったら、あの時救命救急があったら確実に助かっていた命。もしそんな場面に遭った時に命を助けられる人になって欲しいとAEDの使用方法を中学生に分かり易く説明した。
 46歳の時に八戸の救命救急にきた。医師不足もあって当時はたった1人で始めたという。1人では救えない命もある現実に直面し、忙しい中にも講習会や若手医師の指導に歩いて救命救急のスタッフを増やした。陸路よりも数倍速い空路を利用して手遅れにならないようにドクターヘリを始めた。現場での救急な治療も必要な事もあり医師と医療機器を載せたドクターカーも始める※これは世界でもパリと八戸市にしかない。そして今では外傷治療成績は国内2位という結果を収める。
 講演は笑いをいれながら子供たちが飽きないように惹きこみ、命の話しを真剣に語りながら子供たちに命の大切さ、命を救う仕事を考えさせる。集まった中学生516人が今医師の話しを聞き逃さないように聴く姿勢が自然と出来ていたように感じた。最後に生徒の質問には、医師になるにはお金もかかるし勉強もしなければならない。でもそれは大学に行くために必要なだけで、一番大切なのは「心」なんだと伝えた。
 最後にお礼の言葉を生徒代表の甲東中学校2年芦沢凜音さんが「どんな困難な状況でも諦めなければ乗り越えられる。先生からの言葉を忘れずにこれからも頑張っていきたいです」と伝えた。最初から最後まで学びと感動と笑いがあった素晴らしい命を救う講演会となった。
 8月16日に稲生川で灯ろう流しが開催された。当日は強く降った雨で中止の心配もあったが7時ぴったりに雨は止み、小山田市長の挨拶の後、消防団員の手により稲生川に流された。
 寺子屋稲生塾では7月23日に十和田シティホテル駐車場に集まり、十和田の歴史と先人が開拓した稲生川の大行灯流しの歴史について学んだ。この日は会場に37名の塾生が集まり、紙パックやペットボトル、木枠に貼り紙を貼った灯ろうに思い思いの色や柄を塗って制作した。
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 大行灯制作はみんなで色を描きながら制作。見物客を見守るように灯ろう流しの会場を明るく照らした。
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 社会福祉法人十和田市社会福祉協議会が安心して暮らせる地域社会づくりを目指し、子どもの遊びと学び、高齢者の見守りと伝える場を共有しようと夏休み期間に「寺子屋」を開催した。東小学区と南小学区を対象に小学1年生から4年生までの児童に呼びかけ、地域を見守る高齢者との交流を目的に7月25日から開催。
 8月8日には南小学区ではフードバンクだいち(青森市)から無償で食材を提供してもらい慣れない包丁でカレー作りを行った。他にも竿燈作りや紙粘土体験、工作やゲームなども体験した。
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 8月9日には東小学区の子どもたちが十和田工業高校で木工体験をした。木製のフォトフレームを作り、カンナ掛けでは長さを競って楽しんだ。他にも陶芸やグランドゴルフも体験した。
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 子供たちは遊びながら学び、高齢者は子供たちと触れ合いながらさまざまな事を伝えていた。地域と世代間の交流の学びの時間を思い出とし、夏休みを終えた。
 社会福祉法人十和田市社会福祉協議会の寺子屋に関するお問い合わせは...090‐7529‐2215迄。
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