生徒諸君!青森の子ども

 平成28年2月3日に青森県立十和田工業高等学校(以下、十和工で略)で平成27年度の生徒の学習成果発表会が行われた。
 機械・エネルギー科はBDF(バイオディーゼル燃料)の燃料発電の製作研究を発表。電気科は自動管理できるITプランターの製作研究を発表した。有効利用できれば北国の課題でもある冬の農業を助ける事が出来るかもしれない。
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 電子機械科は修学旅行先で見て感動した伝統技術(鍛造)のダマスカス模様の包丁の製作に挑戦。また、競技大会に向けて製作した自作ロボットを実演した。電子科では縦スクロールゲームの作成等を発表した。業種は違えど「ものづくり」に関する知識や技術の高さは十和工ならではのものと感心した。
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 建築家ではリサイクルをテーマに畳ベンチからごみ置き場に形を変えて再利用する「リユースものづくり」への挑戦を発表した。製作技術だけではなく生徒らの環境に対する意識も高く教育されていると感じた。
 研究発表の最後は放送委員会が十和田市で開催されたB‐1グランプリinとわだを応援しようと企画した「宇宙から見えるB‐1をつくろうプロジェクト」の成果を発表した。この様々な研究や経験を活かし社会に出る三年生たちが後輩たちに伝え、新しいものが生まれる。十和工の「形を変えるものづくり」はこれからも続く。
 十和田市のまちづくり支援課で循環型社会の形成を目的とし、幼児期からの環境保全に対する意識向上のため、幼児向けのリサイクル教室を開催した。まちづくり支援課では市内21園を周る予定。今回取材に訪れたのは「緑と太陽の保育園」で約100名の園児がいる保育園だ。
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 始めに紙芝居で世界共通語でもある「もったいない」についてお弁当を残すお話しを題材にして園児らに伝えた。それから二択のリサイクルクイズを実施。リサイクルマークや物の生まれ変わりに関したクイズが出され、簡単なクイズから大人でもうっかり間違えそうなクイズに園児らは頭を悩ませながら楽しんで参加していた。幼少期から物を大事にする心や捨てるだけではなく形を変えて再利用できると知ることができる教室はこれからも続けていって欲しいと感じた。
 昨年12月に五所川原市民体育館で開催されたミニバスケットボール大会の全国予選、青森県大会で昨年に引き続き十和田南ミニバス男子が優勝を果たし「二連覇」を達成した。更にその前の年には同校女子が二連覇を達成していて、十和田南ミニバススポーツ少年団としては4年連続の全国大会出場となる。
一回戦▽65‐30大鰐
二回戦▽87‐47旭ヶ丘
準決勝▽58‐36弘大附属
決勝戦▽41‐36黒石Jr
 今年1月28日には六年生9人で小山田市長を表敬訪問し、県大会の報告、全国大会への意気込みを伝えた。
 伊東貴司アシスタントコーチからは「今年から全国的にルール改正があり、ゾーン(区域)ディフェンスが禁止の新ルールとなったが、元から勝ち負けではなくマンツーマン(1対1)にこだわっていたので苦労は他のチームよりは少なかったと思う」と報告。
 小笠原耕介コーチは「目の前の敵ではなく、毎年先輩を超える事が目標。去年の先輩で超えれなかった場所を今年のメンバーで超える事ができるか必死に楽しんで挑戦してみたい。」と報告した。
 去年唯一全国大会をコート内で経験してきたキャプテンの久保拓也くんは「簡単なシュートは落とさずにチーム一丸でディフェンスを頑張って...優勝したい」と意気込みを報告した。小山田市長は「青森県十和田市の代表として練習の成果を充分に発揮して頑張ってきて欲しい」と期待の言葉を選手らに伝えた。
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 全国大会は3月28日から3日間、代々木体育館で開催される。先輩を超えるための挑戦は続く。
 1月23日に社会福祉法人 生きがい十和田主催で「第3回わんぱく農園感謝祭」が開催された。わんぱく広場保育園と十和田湖保育園が協同し、【食育+農業体験=食農教育】への取り組みを園児らと発表した。理事長の挨拶では「食農教育を通して農園の野菜だけではなく子供たちも育ったと思える事が良かった」と1年間の活動を映像に流して第一部は始まった。
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 保育園では野菜の栄養を分けて提示しているという。園児らは学んだ事を寸劇で発表。血や肉となり元気の素となるレッド、身体の調子を整えるグリーン、身体を動かす力のイエロー「三色ヒーロー・パワーズ」が可愛く元気に登場し、会場を沸かせた。この取り組みを支える栄養士の佐藤まゆ先生は様々な食材との出会いから興味を持って栄養を知り、五感を使って食に対する関心と知識をもって欲しいと食育の三本柱(野菜を作り育てる体験活動・食材の知識を深める・クッキング体験)を伝えた。

 第二部のステージ発表では「大黒舞」や「南部俵つみうた」の踊りが格好良く披露され、十和田湖にまつわる言い伝え「十和田湖龍神伝説」の迫力ある演劇が発表された。もう一つの取り組みである「ふるさと十和田湖こどもプロジェクト隊」が十和田湖の魅力を発掘、スタンプラリーなどの企画を考え、一年を通して十和田湖の四季を楽しめるアイデアを発表した。聞いているとスタンプを貯めて行ってみたいと思えるような素晴らしいプレゼンだと感じた。
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 最後はゲストで参加の十和田ふぁみりーずからお米のプレゼント。園長からの感謝の言葉で第3回わんぱく農園感謝祭は幕を閉じた。
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 1月27日に十和田市馬事公苑(駒っこランド)にとわだこ中央保育園の園児25名らが馬そり始走会とキッズゲレンデオープンに招待され冬の駒っこランドを楽しんだ。
 馬そり始走会ではゆっくりと力強くそりを引く馬(豊蘭)に揺られながらコースを回り、ニンジンのエサやりなども体験し馬と触れ合う。
 少し休憩をはさんでから苑内に作られたキッズゲレンデに移動し、今度はプラスチックのそりに乗り換え坂を滑る。園児らは太陽が暖かく風は少し冷たいキッズゲレンデの雪の上を何度も滑っては転んで、走って戻っては滑ってを繰り返し、終わる時間が近づいても「もっと滑りたい」と可愛らしい声が聞こえた。
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 キッズゲレンデのそりやタイヤチューブは貸し出し無料。馬そり体験は有料(400円~)となる。また2月14日には「駒っこランド雪まつり」も開催される。親子と馬の交流も出来る駒っこランドへのお問い合わせは...0176‐26‐2100迄
 1月11日に十和田市民文化センター大ホールで第24回目となる北園小学校吹奏楽部の定期演奏会が開催された。
 会場には多数の来場者が訪れ、卒業生の姿も多く見られた。今年卒業する六年生は9人、最後となる演奏会に思い思いの気持ちで楽器を奏で、曲を一つにして演奏会を楽しんだ。
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 第二部の六年生ステージではルパン三世のテーマで一人一人がソロパートのように紹介されながら演奏。スポットライトを浴びて緊張しながらも今までの練習の成果を発揮していた。
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 第三部のポップステージでは2年生の可愛いダンスの友情出演で癒しを、毎年恒例となっている先生方による北園座の寸劇で笑いを、合唱部17名の友情出演による歌と音楽のハーモニーで会場を盛り上げた。
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 続いて3年生~5年生の新人メンバーを交えた演奏でバトンを渡し、最後はJ‐BESTのメドレーで決めた。アンコール曲では演奏者だけではなく、支えてくれた先生方、同じ時間を過ごしていた卒業生らがステージに上がって踊るパフォーマンスで曲を楽しんだ。
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 北園小学校吹奏楽部は東北バンドフェスティバルにも出演することを報告し、最後は交流のある台湾の曲「感恩的心」を奏でながら来場者を見送った。
 1月6日に十和田市民文化センター生涯学習センターで第10回B‐1グランプリin十和田大会に参加協力したボランティアスタッフが集まり、バラゼミメンバーや実行委員、十和田西校生徒らと感謝の集い及び解団式を開催した。
 第1部では始めにボランティア活動の動画が上映され集まった参加者は静かに見守る。あの感動から早や3ヶ月、思い出を振り返ると改めて十和田市民の「おもてなし力」が素晴らしいと感じた。畑中氏の感謝の挨拶と西高生徒の思い出話、会場に来ていたボランティアに参加した中学生にも担当した役割や感想を問いかけた。バラゼミとも思い出深いうっちゃん・みかちゃんが登場しB‐1のテーマ曲を歌う。続いて歌った「いままでもこれからも」では十和田市の1年の行事や観光地などが写された映像と共に歌った。 うっちゃん・みかちゃんは大会前も大会が終わってもラジオなどでB‐1グランプリで出会った十和田市の魅力を伝えてくれている。今日の解団式の事を伝えたら手紙が多数送られてきたという。そこにはボランティアスタッフに対する感謝の言葉が書いてあった。声掛けやゴミいただき隊との触れ合い、バスの送迎での出来事や車椅子で参加した人からのメッセージ、大人と子供、十和田市のまち全体でやった事に感動したなど伝えきれないほどの手紙が届いたという。手紙を読んでから会場を巻き込んで「この街と」を全員で合唱。驚いたのはその後、バラゼミやバランティアの事だけを考えて生まれた歌「ラビアンローズ」を熱唱した。CD販売の予定はないそうだが紙面では伝えれないほど感動的で素晴らしい曲だった。
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 第2部ではボランティア解団式と感謝状の贈呈が行われた。大会長の小山田市長は開催に向けて問題は山積みで特に交通の面では全面的に協力してもらい市内では渋滞もなく33万4千人の来場者を迎え成功できたのもボランティアの人々のおかげだと思うと感謝の言葉を伝え、これが終わりではなくこの活動を次に活かしてもらいたいと挨拶した。実行委員長の石川会頭は十和田市の抱える厳しい現状問題や実際にかかった費用など理想だけでは出来ないことを子供たちにも伝え、それでも理想がなければ出来なかった。市民もやれば出来るという自信になったのではないかと思うと挨拶した。
 それからボランティアに参加した小学校から高校の市内30校を紹介。代表として三本木小学校校長・福寿邦彦氏と三本木中学校校長・上明戸茂氏に感謝状が手渡された。ボランティア代表の十和田西校・高屋友輔さんの挨拶では「大会の感動を共有出来た事が思い出。これからも十和田市を愛し続ける事を誓います」と挨拶とした。
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 最後に大会副委員長を務めた畑中舌校長の挨拶では「市長が小山田市長でなければ、会長が石川会頭でなければ、バランティアが協力してくれなかったら絶対に大会は成功していない。本当に誇りに思う。この次は住んでみたいまちづくりを目指していきたい!」と熱く語った。
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 12月12日に十和田おいらせライオンズ設立30周年事業の一環として市内の男女1・2学年の中学生135名を対象に福島雅人氏によるバスケットボールクリニックが開催された。講師の福島氏は三菱電機ヘッドコーチを経てbjリーグの2チームのヘッドコーチも務め、現在は山形銀行女子バスケットボール部のヘッドコーチに就任。
 青少年の健全育成、青森県初のプロバスケットボールチーム「ワッツ」を盛り上げるためにも講師としてきてくれた。参加する子供たちには「オン・ザ・コート」の協賛でお揃いのTシャツを作成し、クリニックで学んだ。
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 内容は基礎的な身体の使い方や考え方などがメインで福島氏は子供たちにもっと「見て・聞いて・考えて・行動する」事を速くしないといけないと伝えた。このクリニックで何を感じて何を学んだのかは個人で違いはあるだろうが、この先につながっていくだろう内容で、充実したクリニックとなっただろう。
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 12月26日に十和田市民文化センター大ホールでとわだ市民活動ネットワークの主催でダンスイベント「こどもヒップホップぱらだいす」が開催された。
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 ダンスチーム23組、インストラクター4組、全27組が出場。十和田市・三沢市・小坂町・おいらせ町・七戸町・野辺地町・東北町・青森市など市内外から多数の参加者が集まり、軽快な音楽に合わせてダンスを披露した。
 一番手に登場したのは十和田ふぁみりーず、序盤は可愛らしい小さな子供たちが一生懸命に踊り来場者を癒す。プログラムが進むにつれて学年もダンスのレベルも少しずつ上がり、磨いてきたパフォーマンスで会場を盛り上げた。
 また、ダンスクラブではないヨサコイチームや少林寺拳法部なども参加し、持ち味を活かしたダンスを披露した。チームプログラムの後はインストラクターが踊り、ダンスレベルの高さを見せつけた。今イベント最高齢の十和田市から参加のFunkyJUNさんは渋さと若さを兼ね備えたようなダンスを踊り、いつか孫と同じステージに上がりたいと語った。
 ダンスプログラムが終わってからはスペシャルゲストとして十和田市の誇るアーティスト桜田マコト氏とEarthGirlsがミニライブで共演した。最後はダンスと歌で会場を盛り上げ「こどもヒップホップぱらだいす」は大盛況のまま幕を下ろした。
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 11月4日に青森県立三本木高等学校生徒を対象にグローバルリーダー育成拠点校事業講演会が開催され、「国際人と文化のパワー」と題して早稲田大学研究員の森 恵(もり けい)氏が講師を務めた。
 森氏の自己紹介から始まりスイスの中学校へ留学、アメリカの大学へ留学、「ハナエモリ」のファッションビジネス、小澤氏との音楽の仕事、「マイカシミヤ」の仕事など国際的・文化的に世界とつながる自身の経歴を生徒たちに伝えた。国際人とは自分のアイデンティティーを自覚して世界の人たちとコミュニケーションがとれる人。これから無限の可能性を秘めた生徒諸君に自身の体験を通して伝えた話しを聞いて生徒らは何を感じただろうか。近い将来、世界で活躍する生徒がこの講演会にいるのかもしれない。
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